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専門バカ(学者バカ)
2020.08.19
NHK製作の「太陽の子」というテレビ番組を見ました。(8月15日放映されました)
亡くなられた三浦春馬さんが出演されていました。
この番組を見ていて久しぶりに「専門バカ」(学者バカ)という言葉を思い出しました。
「専門バカ」という言葉を知ったのははるか大昔のことです。
学生運動が盛んな時で、当時の学生運動の参加者たちが東大安田講堂に立てこもりました。
これに対し、東大側は警察に学生たちの排除を頼みました。
警察が排除行動にでたのですが、この一部始終がテレビ放映されました。
排除行動の中で警察は立てこもる学生たちに対して「催涙弾」を使用しました。
この「催涙弾」の効果(視覚障害、咳、くしゃみ、等々)について平然(素人に解りやすくと思ったのか成分からその効果まで)と説明している大学教授がいました。
何処の大学の教授だったかは知りませんが学生が攻撃されている中でしたので立てこもった学生に共感したわけでは無いのですが世間的に「専門バカ」(学者バカ)という言い方で非難されました。
「太陽の子」に戻りますが、それは、最後の方のシーンでした。
主人公の一人(京都大学の学生です)が新型爆弾(原子爆弾)の開発に携わっていました。
その学生が広島に原子爆弾の被害状況を調査に行きました。
そこで原子爆弾の惨状に接するのですが、彼の感性は其処にはなく彼はアメリカに負けない原子爆弾を作ろうと考えました。
そういった時、広島、長崎の次は京都といううわさ話が出てきました。
そこで、この学生は親に疎開を勧めました(京都在住だったので京都以外の場所に逃げてほしい)。
この学生は、この後京都に残り大文字山に登り原子爆弾が京都に落ちて爆発するのを観察し原子爆弾の正体を突き止めると言いました。
この時です。
久しぶりに「専門バカ」(学者バカ)という言葉を思い出しました。