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ガソリン車復活
2023.10.30
先週末は、あるお客様の協力会の講演会に行ってきました。
講師は、元本田技研工業の副社長で入交(いりまじり)昭一郎さんの「カーボンニュートラルに関してのEV化とエンジン車の将来」(私の勝手な名づけです)でした。
EV車というと当然電気で走ります。
しかし、電気は再生可能エネルギー(風力、水力、太陽光発電)と石炭、石油、原子力発電で作らなくてなりません。
石炭、石油は電気を作るのに大量の二酸化炭素を発生します。
そして、再生可能エネルギーは天気に左右されます。安定供給には問題があります。
ただ、それをカバーできるぐらいの大きな発電所を造ろうとしたら世界中に候補地はたくさんあります。例えばサハラ砂漠、ゴビ砂漠、シベリア等々、風の強い場所や日照時間の長い場所などが候補になります。
問題は、大消費地(東京、ニューヨーク等々)からは遠すぎます。
電線を引っ張ればよいのですがコストがかかります。
今ひそかに、計画されているのはそのへき地で水を分解して水素を作る(膨大な電力が必要です)
その水素を利用して合成燃料を造ろうというものです。
話は、いきなり変わりますが、その合成燃料を使えば、ガソリンエンジン車が復活するというわけです(水素エンジン車でもと思ったのですが)。
そして生産コストも、現在の石油よりも安くなるという事でした。
愛知県の自動車産業にとっては朗報です(笑)。