５月２１日~２３日に冨士スピードウエイで開催された２４時間スーパー耐久レースに出場した水素エンジン車のトヨタ「カローラ　スポーツ」が完走しました。

水素の充填に一回当たり７~８分かかるとか一回の充填での走行距離はガソリン車の半分くらいだとか、かなりのハンデがあったので順位については始めから無視？だったのですが完走することができました。

豊田章男社長も「モリゾウ」というニックネームでレーサーとして参加もしていました。

前にも書きましたが、カーボンニュートラルという事で世界ではガソリン車が無くなる方向にあります。

ハイブリット車は残りそうです。

そんな中トヨタとしては、水素エンジン車も選択肢の中の重要な位置づけとして考えてくれています。

豊田社長曰く、エンジン車が無くなるとエンジンの生産に関わる約１００万人の雇用が無くなるので、そういう人たちの雇用を守るためにも水素エンジン車の「カローラ」でチャレンジしたいとのことでした（耐久レース参加表明の時の言葉です）。

結果は大幅な周回遅れでしたが完走することができました。

豊田社長としては水素エンジン車の市販にかなりの手応えを持ったのではと思います。

個人的にもこれから応援していきたいと思っています。

【蛇足ですが、水素エンジン車の関連特許がたくさんあると思うのですが、水素エンジン車が世界で普及するためにも特許は全て解放して欲しいと思っています。

ハイブリット車の特許解放のタイミングが遅すぎたので仲間（特にアメリカ車）が増えませんでした。】

アメリカのバイデン大統領がフォードの電気自動車に試乗して、その会見の中で「中国の電気自動車には絶対負けない」と言っていましたがアメリカの焦りみたいなのを感じました。

その点、水素エンジン車なら従来の自動車メーカーが優位性を保てると思っています。

今日は「スーパームーン」で「皆既月食」の日です。（夕方から午後１０時くらい）

天気も良さそうなので楽しみです。