今年は世界中で山火事が発生しています。

ニュースになったのはアメリカの山火事ですが、それ以外にもポルトガルやスペインでも山火事が発生していました。

雨が降らずに猛暑が続いたから、ちょっとしたことで草や木が燃え出し、それが手を付けられないほど広がり山火事になって広大な土地を焼き尽くしました。

そして中国の重慶市では干ばつのために近くを流れる長江と言う川が干上がり一部では川底が見えてしまうほどになりました。

このために、周辺地域というか長江流域では水不足により工場の操業が止まってしまっているようです。

重慶は中国国内地図では中央より西よりです。

その為に長江流域（下流）で広い範囲に渡って工場の操業停止がジワジワと広がっています。

中国ではコロナ対策とこの水不足で経済が落ち込むと予想する評論家が出てきました。

中国の干ばつとアメリカやポルトガル、スペインの山火事は遠く離れていますが、気候変動が影響しています。

先日も書きましたが、地球温暖化対策を総合的に効果のある物にしなけらばなりませんが、それぞれの国の事情が有り、まとまった有効な対策が出てきません。

EV車についてもロシアからのガス、石油の輸入が減ったら成り立ちません。

全てを理想の形に決めてそれに準じてやろうとすると先ほど書いたそれぞれの国々の事情があるので脚をそろえてやろうとすれば事業そのもの実行が何時まで経っても進みません。

１００％の賛成と計画ではなく、ある程度の妥協で地球温暖化対策を第一目標にして、その過程では例えば石炭火力は絶対ダメではなく、二酸化炭素の排出量が今より少ない改良型の石炭火力を当面認めるとか柔軟な方策を考えるべきだと思います。