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円安進行
2022.09.14
「円安進行で明と暗」という記事が有りました。
従来の「円安」では、輸出企業の利益が円安分増えるとして大企業を中心とした輸出企業が恩恵をこうむっていました。
それが、自動車部品を筆頭として海外調達が普通になり、そして生産拠点の海外進出による現地生産が多くなりました。
その為に、円安効果が一方的ではなくなりました。
海外調達品の値上げです。(海外から仕入れていた部品が円安分高くなりました)
一番顕著な例が中国での生産です。
当社は、機械部品を中国から仕入れています。
従来は中国製品が日本製品に比べて3割ぐらい安い価格でした。
それが、中国での人件費の高騰(給料が上がった)により徐々に価格が上がってきていました。
そして、今回の円安です。
一時期、日本製品より高くなりました。
それで、中国製品を買わずに日本での生産に切り替えようとしました。
ベトナムからの調達も検討し始めました。
危機を察したのか中国企業からの一方的な値上げは、撤回されました。
どちらにしても今後は、仕入れルートの複数化を考えていかなければなりません。