円安とそれに伴ってか？株が乱高下しています。

アメリカはインフレ対策で金利を上げてきました。

これからも少しづつ上げていきそうです。

その為、円安は日本の金融政策を変えない限り進みます。

金融政策を変えれば！という話が出てきますが簡単には出来ません。

10年ほど前にリーマンショックで世界の景気が落ち込みました。

その為に日本の多くの中小企業が倒産の危機に襲われました。

その時に、中小企業を助けなければという事で、リスケ（返済の先延ばし）や景気浮揚の為に金利０％政策を始め、そして今日まで続けてきました。

そろそろ0金利政策も終わるかなと思っていたところにコロナ感染です。

それで景気が急速に落ちてきたので、ここでも金利０％の緊急貸出などを行いました。

この政策で中小企業の倒産がかなり抑えられました。

今は、その延長線上にあります。

その為に、金利を上げるのはかなり難しい所にあります。

結局、今すぐには円安対策は出来そうにないという事です。

庶民の生活が食料品等の値上げで苦しくなっているから金利を上げて円安を止めろという言葉も有ります。

しかし！性急に金利を上げると中小企業の倒産が急速に増えてきます。

結果は、雇用が無くなるという事です。

売り上げに占める大企業の割合は圧倒的に多いのですが、雇用に占める中小企業の雇用者数は大企業より圧倒的に多いのです。

「ウルトラC」みたいな解決策が有れば良いのですが・・・