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ガラパゴス化していないか?
2022.07.04
今日の日刊工業新聞で「日本でLNG運搬船を供給できないのは問題だ」との記事が有りました。
理由は、運搬手段で日本は「球形タンク」にこだわり過ぎたようです。それに対して韓国は汎用性が高くスエズ運河の通行料が球形に対して安い「箱型タンク」に特化したようです。
結果は日本の「球形タンク」はガラパゴス化して、世界の主流は「箱型タンク」になり、LNG運搬船では韓国が圧倒的なシェアを握ったという事です。
一時は「造船ニッポン!」とか言って世界の造船界で圧倒的な存在感を示していたのですが・・・
なんだか、半導体とか、パソコン,家電商品を連想させます。
一時は世界で圧倒的なシェアを占めながら、気が付けば台湾、韓国、中国に席巻されています。
日本人の発想とか着眼点に問題が有るのでしょうか?
似たような話を聞いたことが有ります。
自動車のEV化ですが、日本、特にトヨタはハイブリット車、水素エンジン車等極端に言えば全方向をにらんだ車の開発をしています。
欧米や韓国、中国はEVに舵を切って集中的に開発しています。その結果蓄電池では世界のベスト5の中にパナソニックが5位に入っているだけで他は中国と韓国などです。
少し心配です。
トヨタの読みが当たれば何も言うことは無いのですが・・・