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2022.08.19

私が育った(中学二年生まで住んでいた)所は、長崎県北松浦郡鹿町町と言う所でかなりの田舎町でした。

山が有り、海が有り、川があり、池が在りました。

遊びは季節と共に自然に変化していきました。

昨日の続きです。

池は、田んぼの用水で人工的な物でした(ため池)。

しかし、大きな池は50m四方ぐらい有り子ども感覚では大きな池でした。

池で泳ぐのは、池の水の温度が海に比べて暖かいからです。

ですから肌寒い日は池に行くことが多かったようです。

ただ、池にも特徴があります。

池の堤防から4~5mぐらいは垂直に立っても冷たさは感じません。

それが池の中央に行くほど暖かい水面の層が薄くなっていき、水温も下がっていきます。

時として、かなり冷たい時があります。

これが危険な兆候です。

泳いでいて、池の中央で立ち泳ぎをしようとした時、足などが急に冷たい水に触れると硬直します(筋肉がつるというのでしょうか、しびれて動かなくなります)。

冷静であれば、そこで背泳ぎみたいにしてポッカリ浮かんでいればその内筋肉の硬直が取れてきます。

そして、また普通に泳ぐことが出来ます。

しかし初めて経験した時は慌てました。

下半身がとても重く感じて両手で水をかいても思ったように進んでくれません。

それで、大きな声で「「助けて!!!」と何度も叫びました。

しかし!誰も来てくれません!

まあまあ泳げたので友人たちは冗談だと(だましている)思って笑っていました。

その内、私の必死さが通じたのか友人の兄が助けに来てくれました。

そして私の側に来て「動くな!後ろに引っ張ていくから黙っていろ!」と言われそのまま岸まで引っ張られていきました。

溺れかけました(笑)。

池でもう一つ注意しなけらばならないことが有ります。

それは池の土手に水抜き用の穴が空いていることです。

田んぼの水が必要な時は当然水抜き用の穴は栓が取られて水が流れています。

ここに面白半分に足を突っ込むと大変な目にあいます。

脚がスッポリ穴に入ると水圧で足を抜くのが難しくなります。

大人の手を借りないと抜けなくなる時があります。

私は、足首まで足を入れた時に水流の強さにビックリして思わず足を抜きました。

危機一髪でした(笑)。

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