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森林を買う
2020.10.07
この夏山を買う人が増えているそうです。
コロナ禍で外出を控えるということで、「何か?」と思っていたら芸人さんがユーチューブでキャンプ生活を色々と掲載していたら人気が出てきて色々な人の目につくようになり、そして体験談的に「山を買いました」「千坪で値段は10万円です」。とかかなり広い面積でも100万円しないものが多かったようです。
予想外に安い!ということでその安さにひかれて購入しようとした人が多かったそうです。
テレビでも和歌山だったかの山林専門の不動産屋さんがインタビューされていました。
やはり例年の何倍もの引き合いがあり売れたそうです。
衝動的に買った人もいたと思いますが(10万円くらいから・・・)後のことをしっかり考えて買わなければならないようです。
最初の一つは山の手入れです。
自宅の車庫とか本当に小さな庭ですが、この夏3~4回草むしりをしました。
小さい(7坪くらい?)のですが草むしりに20分くらいはかかりました。
これが1000坪だったら?
それも一か月に最低一回は雑草を刈らなければなりません。
他っておくと雑草でキャンプしようにもテントを立てる場所が無くなっています(道も無くなっている?)。
テントを張る場所に行く道とテントを張る場所を作る(雑草を刈る)だけで半日はかかりそうです。
それから、野生動物の心配もしなければなりません(住宅地にイノシシがやってくる時代です)。
この頃は数坪のログハウスが100万円ぐらいで売っていますが、これも自分の山に勝手に作るわけにはできない場合があります。
国なり地方自治体に許可が必要な場合があります。
キャンプファイヤーをするときは消防署なり近隣の人に周知させなければならないことがあります。
「自分の山だから好き勝手して何が悪い」と言いそうですが、そうしないと「山火事!」とかに間違えられてしまうからです。
立地条件?(場所)も検討しなければなりません。
急な場所とかは集中豪雨で土砂崩れが起きる可能性があります。
その場合は復元費用とか、他人の土地に土砂が流れ込んだらこれまた復元費用が掛かります。
テレビとかでは芸人さんが森林の安さに衝動的に「俺でも買える」なんて言ってましたが、ひと呼吸してから慎重に行動した方が良さそうです。
蛇足ですが地方の農家(後継者がいなくて放置同然)が畑付きで売りに出ていました。(こちらは田舎暮らしにあこがれている人には興味惹かれるものが有ったと思います)