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選択と集中
2021.02.01
最近の新聞記事で大手電機メーカーや大手化学メーカーの課題が偶然なんでしょうか?同じテーマで出ています。
「選択と集中」です。
随分前にはこれが世の中のブームみたいで、不採算あるいは弱い(強みが無い)、市場が小さいとかの理由で「選択と集中」の名のもとに大手メーカーは右に倣えのごとくに切り捨てて(他社へ売却)俗に言う将来の成長が見込めるもの、現在市場でも強い物に資源を集中的に投資していました。
それが、5Gとか電気自動車(自動運転)とかが現実的になったら其のすそ野の広さに改めて気づいたというか、集中しすぎて小回りが全然効かないというか、現在の市場が求めるものに応えるものが少ないということが見えてきたようです。
それでM&Aなどでそれを補完する動きが増えてきているようです。
当社のような中小零細企業でも参考にしなければと思います。
言うのは簡単ですがこれが難しい!
昔から言われているのが「強味を持て!」「強味を伸ばせ!」という言葉ですが、これがそっくり「選択と集中」になるのではないかと・・・
当社の特徴は「これだけは負けない!」というものが無いことです。
現状は「幅広く柔軟に!」が当社の特徴だと思います。
一昨年ぐらいから具体的に動いているのは2台の機械を一人の社員に割り当てることです。
2台の機械をともにフル稼働ではなく、1台の機械は特急品対応にして特急品に対して柔軟に対応できるようにすることです。(フル稼働ではないので導入機械は中古機械になります)
特急品対応が第一ですが、量の多い物は二台同時に同じものを製作します。
そうすると製造コストが半減します。
当面はこの方向で進んでいきます。