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レアアース
2021.07.16
昨日、欧州で2035年からガソリン車の販売が出来なくなると書きましたが、それに代わるのは今のところ電気自動車のようです。
電気自動車では電池の材料にニッケルを使用しています。
そしてモーターに使用する磁石にはレアアースが使われます。
両方とも非鉄金属です。
新聞記事ですが、この金属の産出国(精製品)が特定の国に集中しています。
この中で中国の占める割合が高く、レアアースでは9割以上、リチウムでは6割弱、ニッケル、銅でも3割以上のシェアを占めています。
これは大変だと思っていましたが、実は日本はレアアースに関しては資源大国なんです。
東京都小笠原村に属する南鳥島(日本とハワイの中間より少し日本に近い所です。本州から1800キロ離れています)の近くの海底で発見されました。
深さ5700mの深さの海底にあって、ほぼ無限と言っていいくらいの埋蔵量です。
今のところ資源として取り出すのはコスト的に無理があるのですが、採掘の方法も研究されています。
そして電気自動車が世界的に普及しだしたら現状のレアアースの価格が高沸すると思われます。
その時には、この島のレアアースが資源として日本に貢献してくれると思っています。
ちなみに南鳥島ですが、大きさは1.5㎢、海岸線の長さは6㎞、標高9mで滑走路があります。
現在は海上自衛隊と気象庁、関東地方整備局の人たちが住んでいます(23人?)。